精神科に行くと薬漬けにされる。
そんな怖い噂を聞いたことがあるかもしれません。
確かに病名によっては飲み続ける方が良い病気もあります。
また病状が重い方(繰り返し入院を要するような方)では
薬を減らすのが難しく、やめるのが到底お勧めできない方もおられます。
ですが、そんな疾患でなければ内服は一時的に留め、
必要がなくなればお薬は終了する。
当院の治療で一息ついて頂き、
その後は薬の不要な、元通りの生活に戻って頂く。
そんな治療を目指しています。
そのためには生活習慣を見直したり、
自分の考え方のクセに気付いて修正をかけていく、
地味な努力が必要になることもあります。
ひとやすみする、一息つく、そんな良い言葉を使っていても、
実際は泥臭い試みが必要かもしれません。
こころを軽くする、気持ちが楽になる、などのように
良い状態を目指すのですが、あくまで治療ですから、
そこに行き着くまでは大変さを伴います。
それは他の科の治療を思い浮かべるとわかりやすいと思います。
例えば歯医者さんでも、歯が痛くなってから受診に行くような
ひどくなってからの治療では、
痛みがなかなか引かなかったり、仮の詰め物の不便さを伴う場合があります。
もちろん治療が終われば快適な状態になりますが、
治療途中は大変なものです。
もちろん何がなんでも薬をやめようとするわけではありません。
色々試してみたけど、やはり薬が必要だという方もいらっしゃいます。
薬を飲み続ける事が悪だ、という訳ではありません。
薬を使い続けて生活を楽に続けるという選択肢もありますし、
治療については相談しながら決めていくものだと考えています。
また、歯医者さんでの治療でも、
予防のための定期的なお掃除であったり
早期発見された、ひどくなる前の治療であれば
簡単な治療で終わって快適な診療体験ができるものです。
精神科では予防の知見は乏しいものの、
軽症のうちに治療を始めることができれば、
重症化しにくいのは間違いありません。
こんなことで受診してもいいのかな?
と遠慮しないでください。
もし治療の必要がなければそれが分かるだけで一安心ですし、
軽症のうちの受診であれば、ごく短期間の内服や、
生活習慣の改善だけでも治療を終えられるかもしれません。
些細なお悩みでもお気軽にご相談ください。
→ 医師紹介
よくある質問
〇〇という症状があるのですが、受診すべきでしょうか?
受診すべきかどうかは患者さんに判断して頂くことになると思います。当院が受診しなさいと指示するものではありません。そのことについてお困りで、改善したいと思われるのであれば、受診して頂くことをおすすめします。問診で記載して頂く内容は多いですが、ご自身の事や症状について振り返り、記載することで、何かしらご自身の中で気付きがあるかもしれません。当院で対応できることであれば治療の提案をしますし、当院で対応不可能であればそのようにお伝えします。
予約なしでも診てもらえますか?
申し訳ありませんが、予約なしで来院されても受診して頂けません。当院は待ち時間を緩和する目的で予約制をとっております。インターネット予約もしくはインターネット受付をご利用の上、ご来院ください(電話予約は対応しておりません)。
子どもは何歳から受診できますか?
当院は成人の方を対象としたクリニックですが、高校一年生相当の方から受診していただけます。
中学生以下の方は児童精神を掲げているクリニックや医療機関の受診をお勧め致します。
バリアフリーですか?
申し訳ありませんがクリニックは2階にあります。エレベーターもエスカレーターもなく、階段を上がって頂く必要があります。
駐車場や駐輪場はありますか?
提携の駐車場や駐輪場はありません。近隣のコインパーキングや駐輪場をご利用ください。ただし、いずれも満車であることが多いので、車でお越しの方は駐車場探しにかなり時間の余裕を見ておく必要があります。また駐輪場についても同様で空いていないことが多いので近隣の方は徒歩でお越しになる方が確実です。
受診時に必要なものはなんですか?
当院では ”毎回” 保険証を確認しております。マイナンバー保険証も使用可能ですが、システムが不安定なため、マイナ保険証では保険情報が確認できない場合がございます。その際は従来の保険証を確認させて頂くため、ご面倒ではありますが、従来の保険証も ”必ず” ご持参下さい。
保険証や受給証を忘れました。
当院では ”毎回” 保険証を確認しております。お忘れの方は10割負担になります。当月中に保険証や受給証を持参いただけば返金致します。ただし、10割負担された際の領収書が(クレジット払いの場合はクレジット払いのレシートも)必要となりますので、そちらも忘れずにご持参ください。
自立支援、生活保護、労災は対応していますか?
当院は指定自立支援医療機関(精神通院医療)であり、自立支援医療に対応しています。生活保護、労災に関しては対応しておりません。あしからずご了承ください。
クレジットカードは使えますか?
VISA・Master・JCB・AMERICAN EXPRESS・Diners Club・DISCOVERのカードが使用できます。ですが、paypayなどのQRコード決済や各種交通系カードの使用はできません。現金もしくはクレジットカードのみとなります。