神戸市東灘区のメンタルクリニック

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発達障害(神経発達症)

自閉症スペクトラム障害(自閉スペクトラム症)、ADHD、学習症(学習障害)などがあります。
現れ方は様々で、幼少期に明らかに勉強や友人関係で困る場合もあれば、軽度の方は大人になって仕事をするなどよりストレスが高くなった時に困り度が強くなって気づかれる場合もあります。ただ、これらの疾患は育て方によって発症するわけではありません。

自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム障害という疾患名は安易につけられがちですが、「かわりものだ」「対人関係が苦手」などの特徴のみではこの疾患にはあてはまりません。周囲との関係を作ることに難しさを抱えているが、それは恥ずかしがってのことではなく、人に無関心な場合もあったり、例え話や冗談などが理解できず言葉通りに解釈する傾向があったり、幼少期の頃にごっこ遊びができなかったりする場合で、その後の友人関係や社会生活(学校生活や仕事上でのことがらなど)に支障をきたす場合に疑います。
また、この名称のうち「スペクトラム」という部分が重要です。

スペクトラムspectrum: スペクトル、(目の)残像、連続体、範囲

※weblio英和辞書

スペクトラムには連続体という意味があります。つまり、ほとんどの人は自閉症的な要素を持っている、という意味を持つ疾患名です。各個人によって、その度合が強いか、弱いか、の違いがあるという事になります。特にトップレベルの大学にはこの要素を強く持つ人が多いと言われており、この傾向を持つからと言って必ずしも問題がある、治すべきだ、という訳ではないことは知っておく必要があると思います。

ADHD

ADHDは注意欠陥・多動症(注意欠如多動症)といわれ、注意をし続けることが困難で、衝動的な行動に出てしまったり、じっと静かにすべき状況でも動き回ったりしてしまう病気です。じっとしていられない、といった多動と称される特徴は成長に従い目立たなくなることがありますが、不注意の方はおとなになっても残ってしまうことが多いと言われています。

学習障害(限局性学習症)

学習症は読み・書き・計算のどれかが困難となる疾患です。読字障害(ディスレクシア)、書字表出障害(ディスグラフィア)、算数障害(ディスカリキュリア))などに細分化されます。

成人の方: ADHD,ASDがご心配で、成人の方であれば自費診療にはなりますが、ASD,ADHDの傾向をつかむ検査を行うことができます。
未成年の方: いずれの疾患も当院では正確な診断は困難です。地域の療育センターを受診して頂く必要があります。

軽症であれば成長に伴い本人なりの対処行動を身に着けていくことで、社会的に問題なく過ごせる場合もありますし、反対に叱責を受ける機会が多い場合には「がんばってもできない」「どうせ自分なんて」などといった心理的な傷つきから二次障害と言われる不適応行動に至ってしまう場合もあります。そういったことから対人恐怖、抑うつ症状、強迫性障害、依存症が併発しやすいとも言われています。できないことを必ずしもできるようにする、ではなく、できないけれどもそれ以外のできることで社会に適応していく、といった考え方が必要になる場合もあります。

ADHDに関しては治療薬の選択肢が複数ありますが、当院では
コンサータやビバンセは処方できません。
コンサータやビバンセ以外の薬物療法が受け入れられる方のみご相談ください。

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